医師不足の現状

医療をテーマに様々な視点から問題提起していきます。

夏場の感染症問題

 

夏は旅行や帰省などでお出かけすることが多くなる時期です。宿泊先等で温泉や銭湯などの公衆浴場を利用する機会も増えますよね。また、夏といえばやっぱりプール。大型レジャー施設などのプールから近所の公共プールまで、夏になると何度もプールへ行くという方も多いでしょう。あるいは、仕事のあとのサウナが何よりの楽しみだという方も少なくないと思います。
 そうした公衆浴場やプールを利用する際に気をつけていただきたいのが、「レジオネラ感染症」です。
 何だそれ? 聞いたこともないぞ、という人も多いでしょうが、「レジオネラ」とは、土壌や河川、湖沼など自然界に生息する「細菌」の一種です。必ずしも温泉固有に生息しているわけではありませんが、近年では、空調設備の冷却塔水、循環式浴槽水、給湯器の水などに生息するバイオフィルム(生物膜)に寄生・増殖し、深刻な問題となっています。
 レジオネラ菌は、循環式浴槽などで水またはお湯が停滞する“39度前後”(一般細菌よりも少し高い)の環境で繁殖しやすいのですが、その水を飲んでも感染するというわけではありません。その水中の微粒な菌が、シャワーや湯気などで空気中に浮遊する蒸気、または霧状(エアロゾル)となり、呼吸することで人体の肺に入ると、感染するとされています。
 1976年、米ペンシルバニア州フィラデルフィアのホテルで在郷(退役)軍人会の総会が開かれた時、参加者と周辺住民21人が原因不明の肺炎にかかり、一般の抗生剤治療を施したにもかかわらず、34人が死亡しました。これにちなみ、在郷軍人のことを「レジオン」と呼んでいたことから、「レジオネラ症」という病名が付けられました。


転載元:http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150801/Asagei_40287.html

こういった思いもよらないところから感染することもあるんですね。
気を付けたいです。

横浜市立大学元副学長・医学部長の奥田研爾医学博士が感染症治療を専門に行っています。

 

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